2019年 9月 の投稿一覧

適切なフッ素使用でむし歯予防を

こんにちは。院長の宮田です。

秋風が気持ちいい、過ごしやすい季節になりましたね。
外で元気に遊ぶ子どもたちの笑顔にも白い歯が光ります。


子どもの歯は大人に比べてむし歯になりやすいものです。
主な理由として

乳歯や生えたての歯は大人に比べて歯質が弱い
歯列がでこぼこして整っておらず、歯が磨きにくい
(特に永久歯で奥に生えてくる6歳臼歯は要注意です!)

などの他に、幼児は歯を磨くのを嫌がったり、学童期になると親の仕上げ磨きがなくなり、歯磨きが不十分になったりすることも要因になっているかと思います。

子どものむし歯予防で一番に思い浮かぶのは「フッ素塗布」という方が多いのではないでしょうか。フッ素塗布には歯のエナメル質強化歯を溶かす酸に対する抵抗力アップ溶け出した成分を戻す再石灰化を促す作用などがあります。


最近は市販されている歯磨き剤のほとんどにフッ素が配合されています。
市販の歯磨き剤にはフッ素濃度100ppmほどのものから1,500ppmまで幅がありますが、年齢によって適切な濃度は異なりますので、ご注意ください。


歯科医院での定期検診とフッ素塗布、ご家庭での適切なケアの併用でお子さまの歯の健康を守りましょう。ある程度大きなお子さんでも、しっかり歯磨きができているかたまにはチェックしてあげてください。もちろん、普段の食生活(ダラダラ食べをしない、甘いものの摂り過ぎなど)にもご注意くださいね。

秋の味覚は好きですか?

こんにちは。まだまだ暑い日が続いていますが、「立秋」も過ぎ、暦の上ではもう秋。

肌で秋を感じるのはもう少し先になりそうですが、一足先に「秋」の話題です。

秋と聞くと「○○の秋」という言葉が浮かびますよね。

読書の秋、実りの秋、芸術の秋、紅葉の秋、運動の秋、などなどたくさんの楽しみがありますね。でも一番メジャーな「○○の秋」と言えば、やっぱり「食欲の秋」ですよね!

秋になると多くの食材が旬を迎えます。皆さんはどんな秋の味覚が好きですか?さんまや鮭などの魚介類。なしやかき、ぶどうなどの果物。れんこんやしいたけ、松茸などの野菜。お米も美味しいし、栗もありますね。秋に美味しいものを挙げるとキリがありません・・・。

そんな秋の味覚を楽しむためには、お口の健康は欠かせませんよね。

8020推進財団の調査によると、20本以上の歯が残っている人は「食事がとてもおいしい」と答えているのに対して、11本以下しか残っていない人は「食事がおいしくない」と感じているそうです。

また、歯の本数によって食べられる食材も変わってきます。20本以上の歯があれば何でも噛んで美味しく食べることが出来ますが、例えば秋の味覚の「れんこん」。美味しく食べるためには6本から17本程度の歯が必要です。

歯が5本以下になってしまうと、うどんやバナナなどの柔らかいものしか食べることが出来なくなってしまいます。食べられる物が減ると、バランスのとれた食事がとれず、身体のために十分な栄養を摂ることも出来ません。

健康のためにも、自分の歯を大切にして、いつまでも美味しく食事をとりたいですね。

そして、むし歯などのお口のトラブルのせいでせっかくの秋の味覚が美味しく味わえない・・・。ということが無いように、痛くなる前にお口の中の健康をチェックしにご来院くださいね。

9月は2週続けて3連休があり、行楽に出かける方も多いと思いますが、安全に気を付けてお過ごしください!